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制作したボーカロイドオリジナル曲一覧
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◇ 夢の終末世界
◇ バケモノパンチャカ
◇ 毒りんごの魔女
◇ 狂気の国のアリス
◇ 凍雪に埋もれても愛を
◇ 401号室





































































◆ 夢の終末世界




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いとしい世界の裏側 僕はひとり 息をしている
さみしい想いの裏側 君はいつも 泣いていたの

ねえ 僕はずっと 見ているよ ねえ

ららる ららる
いつまでも 僕はここで 最後の日を
待っているよ
いつまでも 十と八つの 星を食べて

ららる ららる
そうだね でも いつかきっとね 死んじゃうから
その時まで 君のこと ずっとずっと 見ていたいな



かなしい世界の裏側 行けば誰も 笑えるから
おかしい怪獣を殺して いれば誰も 一緒だから

さあ ここにおいで 最後は そこ

「きみはいつも ここにいてくれた ああ」

おいで おいで
はじめよう 君とふたり 最後の日を
ずっと一緒さ
もうこれで 十と八つの 君は死んだ

ららる ららる
ありがとう ようやくだね はじめまして
行こう 一緒に
最後の日を そこでずっと 二人きりだ




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◆ バケモノパンチャカ




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たーらてって たーらてって
単眼の彼女は 火に包まれ死んだ
僕はずっと見てた
たーらてって たーらてって
確かにその心臓は 灰になって消えた
夜はすぐそこだ

さがせ さがせ 彼女は何で消えた
馬鹿な 馬鹿な 人間のエゴイズム

パンチャカ パンチャカ
お菓子をもらったって許さないよ
パンチャカ パンチャカ
痛みに食われ
最後はきっと泣いてた

パンチャカ パンチャカ
君たちも火あぶりあの子になって
パンチャカ パンチャカ
僕に食われ
泣いて喚いて死んじゃえ



たーらてって たーらてって
単眼の彼女は 笑いかけてくれた
こんな僕にさえ
たーらてって たーらてって
単純なこの僕は すぐに恋に落ちた
愛していたかった

「これは これは 勇気のおまじない
 きっと きっと 夢がかなうよ」って

パンチャカ パンチャカ
僕の夢は今から君のために
パンチャカ パンチャカ
仇をとって
食いつくしてやるさ

パンチャカ パンチャカ
できそこないの僕に勇気をおくれ
パンチャカ パンチャカ
何も見えなく
なってしまったとしても



ねえ それで いいの? 君は
幸せを祈った君は 消えた


パンチャカ パンチャカ
人は消えて最後にひとりになった
パンチャカ パンチャカ
「これでよかった」
でもどうして泣いてしまう

パンチャカ パンチャカ
君はきっとこんなの望んでない
パンチャカ パンチャカ
わかっているよ
僕はただの化け物だ




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◆ 毒りんごの魔女




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悲しい悲しい黒い部屋
そこでひとりぼっちで笑ってた
楽しい楽しいひとりごと
「次の生贄は誰かしら」
明るい明るい月夜には
きっとお姫様が眠るでしょう
切ない切ない物語
終わらせるための毒りんご

魔女と呼ばれてひとりになって
寂しくなっては涙を飲んで
私はきっと誰も愛さず
愛されずに消えてゆくのでしょう

救われたい気持ちなんてとろりと消えた
王子様と彼女は踊るの
許されたい気持ちだってここには無いの
赤い靴の私はひとりきり
「繕う言葉も顔もひどいものだよ」と
鏡の君は静かに笑った
「いつか私にだって王子様が」なんて
もうそんな妄想も忘れて


寂しい寂しい夜の部屋
頭の中ぐるぐる回りだす
悲しい悲しいひとりごと
「本当は望んでいないはずだ」
明るい明るい月夜にも
目玉はまだ慣れてはいないのに
切ない切ない物語
毒りんごを彼女は食べたらしい

きっと私はもうじき死んで
そこにはりんごの木が生るはずね
私の罪を誰も許さず
でも彼女だけは違うのでしょう

終末への鐘がどろりと響く私の
最後の涙を思い出しては
噛み切れない感情を食べてはまだまだ
夢見心地に制裁を待って
「いつまでこのおかしな日々は続いてゆくの?」
鏡の君はいつまでも笑う
「彼女ほど優しく強くなれたのならば」
世界はもっと輝いていたの?


さよなら私の悲しい寂しい部屋よ
もうここには戻らないはずだと
思い出せない雪のような白も赤も
こんなに苦しくて切ないのに
「これが物語の最後です」と笑った
鏡の君は割れて崩れた
「みなさんも毒りんごにお気をつけください」
りんごは甘く口に広がった


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◆ 狂気の国のアリス  作詞:yomi




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さぁさぁ寄ってらっしゃい見てらっしゃい
良い子、悪い子にウサギも猫も
今宵今夜のお話は素敵に歪んだ狂気のお話




とってもとっても素敵なお話
とある世界の少女のお話

少女が一人おったとさ
独りぼっちでおったとさ

『アリス』右目に眼帯をした
『アリス』小さな女の子

彼女は人とはちょっと違う
見てはいけないモノが見える
それは耳にしてはいけない
口にしてはいけないモノ

だってそれは狂気の国へ誘うモノ


笑って泣いて狂って踊って廻る世界(廻る世界)
回って廻ってマワル世界
アッチへ行ったら帰れない

でもでも彼女はアッチの世界へ行ったのさ(言ったのさ)
暗い暗い穴の中
そのモノに連れられて




モノは形になったとさ
白いウサギになったとさ
時計を下げたウサギは言った
「ありがとう。僕をツクってくれて。」

『アリス』ウサギはどこかに行った?
『アリス』見失ってしまった?
だってそこはとてもクラカッタ
見るもの全てがクラカッタ

暗(くら)くて儚(くら)くて壊れそう

だってここは狂気の国を歌う場所


笑って泣いて狂って踊って廻る世界(廻る世界)
一人ぼっちで歩いてく
独りぼっちで歩いてく

独りぼっちの時間は回る、彼女も廻る(廻るのさ)
グルグルマワリ続けていく
そうそれは時計のように

私は誰?アナタは『アリス』
アナタは誰?私は『アリス』
私は『アリス』
『アリス』は『アリス』
自問自答 答えは簡単




おっと、時間が来たみたい
今宵今夜はこれにてヲワリ
彼女は歩き出したばかり
お話はまだ始まったばかり

明日もあるよ
きっとある
これは悲しい狂気のお話
きっと喜ぶ狂喜たち
ではでは皆様サヨウナラ



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◆ 凍雪に埋もれても愛を




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悲劇が好みのあなたに
お似合いなナイフをあげる
いつまででも待ってるわ
ふたりだけの最果てまで

私の悲しみなんていいの
ただあなたが正しければ
ずっとずっとこのまま
足音ふたつ響く

どうして悲しい顔するの?
なにもかもわからないから
恐い絵本でも読んで
お勉強してみるから

明日はどこで会えるのか
きっと見つけてあげるわ
このまっしろな雪に
埋もれてしまわぬよう


追いかけてるつもりで
世界の淵の愛につまづく
あなたはどこにもいなくて
ああ いつだってこんなことばかり


ほらでも大丈夫 ねえ聞いて!
生まれ変わってもここに来るわ
死んでゆく寂しさも
また会ったらきっと忘れて

ねえねえ大好きよ 雪の中
もう指先は動かないけど
あなたに触りたくて
でも世界はそのまま溶けた




たしかに彼女は幸せだった
でも神は許さなかった
彼女があの最果てを
思い出すことはもうない

本当に彼女は幸せだったか?
ただ愛することだけ信じ
冷たくなる雪の中
本当に笑顔だったか?


悲劇が好みな僕だった
今ではもううんざりだけど
あの頃には見たこともない
楽しそうな彼女の笑顔

何度死んでも僕は同じ
ずっと君を憶えている
ずっとずっといつまでも
君を待っているんだ


愛されてるつもりで
でももしこれが愛じゃないなら
もう君を忘れて
二度と目が覚めぬように願おう


さよなら大好きな 君はもう
ずっとずっと昔に死んで
僕は滑稽な妄想を
脳みそに広げてるだけ

ああでも嫌なんだ さよならじゃ
僕はきっと寂しすぎて
君の手に触れたくて
でも世界はそのまま溶けた


寂しさが重なって
バラバラに溶け合って
君も僕も私もあなたも
全部ぐちゃぐちゃに消えていって


ほらでも大丈夫 ねえ聞いて!
生まれなくってもここにいるわ
死んでゆく寂しさも
やっと慰めあえるのね

ねえねえ大好きだ 雪の中
ずっと一緒におやすみだね
握りしめた掌
二人はそのまま溶けて消えた





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◆ 401号室




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頭の中に 病院があって
救急患者は 今日もめまぐるしく
どうでもよかった 明日誰が死のうと
頭の中の サイレンがうるさいなあ

素晴らしく明るい 夜明けの中で
青い花咲いて それを踏んづけて
どうでもよかった 明日僕が死のうと
頭の中の 僕は手術中で

さあ おかしい怪獣を
食べよう 悲しく 一人っきりで
さあ どこにも明かりはないさ
冷たい ベッド 泣いたその日 

明くる朝には僕らは死んで
401号室また誰かが
死ぬためにやってきて
寂しい夜を 過ごすだろう

病院は今日も誰かのために
401号室死神は
その花もってやってきて
冷たい涙を 流すだろう


そうそう僕は一人になれず
涙をもって情けを誘う
そうそう人に共感できず
からっぽの言葉で慰める

人の心をどこだったか
置いてきたような そんな気が
何を伝えたいのかすらも
からっぽのまま言葉を吐いて

さあ いらないのうみそを
食べよう 僕は 人じゃないから
ねえ どうして君は笑うの
冷たい ベッド 思い出すよ

明くる朝には僕はいなくて
401号室君は知る
アスクレピオスの花たちが
「それでいいんだ」と笑うんだ

病院はいつも誰かのために
それでも僕や君のためじゃなく
狭い病室で僕らは
人の心を 探すんだ

生きるための心ならば
401号室の世界は
いつだってここにある
からっぽだけど ここにある

明くる朝には僕はいないよ
401号室君は言う
「いってらっしゃい 大丈夫
 からっぽの心でも 私がいるよ」






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